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執筆者の写真Soko Tanabe

生きてりゃ

少し私のことを書くと九年前、震災のあった年に病をわずらった。原因不明で一時は余命半年と言われた。何が原因なのかよくわからないがストレスだったらしい。震災があり多くの人がなくなった。家族を失った人家を失った人。そして極めつけは原発の問題、この問題は今もなお続いている。震災後、私たちはあまりのことに過度の自粛、自分たちが何をしたらよいのかえさえわからなかった。国の動きを見ていてもなにも進まない、そんな状況が私自身のまわりの環境とかぶりとても絶望した。なにも変わらないし、なによりもそれを全力で止めているのが自分たちということに絶望した。

今も少し完全回復にはいたっていないが、その時の家族の支えがあって今もこうして生きている。その時に学んだことは時間は限られているということ。一日24時間が365日あってそれで1年、死ぬまであと何年?何かをなしたのか?おそい、おそい。こんなのでは何もなすことは出来ない。このことが今の自分につながっている。生きてるんだからめいっぱい自分のことに時間を使おう、自分の大切な家族に時間を使おうと考えるようになった。

恥なんかどうでもいい、トライすること以外なにも生み出せない。

今回、ご紹介するのは箕輪厚介氏の「死ぬこと以外かすり傷」最近ではスッキリのコメンテータなどもされているのでご存じの方もおられると思います。本の中でこう書かれています。「今やれよ」本当にそう。思ったときにやる、すごく単純だけどこれほど的を得たことはない。コロナ禍の今、やれることあるはずです。




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