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執筆者の写真Soko Tanabe

ワークシフト⑤孤独に苛まされる未来

登場人物はローハンとアモン。二人は優秀な人物でかつ自分の好きなこと、得意なことを仕事にしている。常にスキルアップする機会に身をおき向上心もある。ただ一つ欠けているものがあってそれはリアルの人との接する機会である。


リアルな関係は時には面倒なものです、苦手な人もいるし嫌いな人も当然いる。気を遣うし不愉快になることもしばしば。しかしながらやはり人との接触は人間にとってはとても重要。


ハーバード大学の研究で、人はどのようなことに幸福を感じるかを 調べたものがある。

それによると人は経済的に成功したとか、何かを達成したということより 

どれだけ親しい友人がいるかの方が幸福感をより感じることがわかった。


バーチャルな機会が増え、リアルに接触する機会が減ったのには二つの要因が起因している。

システムの向上(ネット技術など)とエネルギーの枯渇の問題。


システムの向上には会わずとも会議などが対面せずに行うことが可能にした。

エネルギーの枯渇は石油の枯渇懸念の為の旅費の高騰につながり外出しにくい環境をつくった。


リアルに接触する機会を失うことにより、私たちはさびしさを感じ孤独になっていく。

ローハンとアモンは効率化された中で充実の時間を過ごす一方、外部との接触する機会は全くなくしたのである。


私は一体何のために生きているのか

これからは私たちの生の意味づけが重要に。


効率化は今まで以上の余暇の時間を生んだ。

そして余暇をどう充実したものに出来るか という新たな問題が出てきた。 


禅は100%でその日その日を生きる ということが大切と言います。

禅はこのような時代に何を訴えるのことが出来るのか。


人は孤独に苛まされる未来をどう生きていくのか!?

私も含めて僧侶のこれからの課題です。

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